『ねないこだれだ』など、シンプルでシュールな貼り絵絵本で知られる、せなけいこさんの娘に注目が集まっています。
なんと娘さんも絵本作家でした!
今回は娘さんのプロフィールや母娘のエピソード、家族構成についてお伝えしていきます。
- くろだかおるさんは数々の絵本を出版していた
- 思い出深い母との幼少期の思い出とは?
- 父は落語家・兄も言語学者としてテレビに出演!
せなけいこのプロフィール
作家名:せなけいこ
本名:黒田 恵子(くろだけいこ)
生年月日:1932年12月3日
没年月日:2024年10月23日
年齢:91歳没
職業:絵本作家
出身:東京
学歴:お茶の水女子大学附属高等学校卒
37歳の絵本デビュー作『いやだいやだの絵本』で、1970年にサンケイ児童出版文化賞受賞。
2017年に『ねないこはわたし』で、第5回ブクログ大賞のフリー投票部門大賞を受賞。
絵本に対するこだわりは人一倍で、子供たちと自身の分とで同じ絵本をかならず3冊ずつそろえたそうです。
せなけいこの娘は絵本作家の黒田かおる!
せなけいこさんには、実は絵本作家の娘さんがいらっしゃいます。
黒田かおるのプロフィール
せなけいこさんのお娘・黒田かおるさんは、和光大学人文学部人間関係学科卒業。
1967年生まれの57歳です。(2024年10月現在)
主な作品は
- 「ゆうれいとすいか」
- 「ゆうれいとなきむし」
- 「ゆうれいとどろぼう」
- 「はやおきおばけ」
- 「おまつりおばけ」
があり、母・せなけいこさんとのエピソードから生まれた『おとうふ2ちょう』が最新刊です。
母・せなけいこさんとの関係や
家庭生活がテーマのユニークな絵本です♪
せなけいこと娘のエピソード3選!
黒田かおるさんは、せなけいこさんの作品に登場する「ルルちゃん」としても知られています。
ルルちゃん、モデルは娘さんだったのですね!
黒田かおるさんは、自身の幼少期を振り返りながら
- 家族とのエピソードをエッセイとして執筆
- 母・せなけいことの共作
も行なっています。
そんな母娘の微笑ましいエピソードを3つご紹介します。
①保育園に預けるために議員に直談判!?
せなけいこさんは、早く子どもを保育園に預けてバリバリ働きたかったそうですが
当時も今とかわらず、なかなか保育園には簡単に入れませんでした。
そんな時、選挙を控えていた議員さんが家にやってきて
私に一票入れてください
と言ってきます。
せなけいこさんはこれをチャンスととらえ、
もし子どもたちが保育園に入れる…
というならあなたに投票してもいい
と交渉したんだそうです。
それが功を奏したのか
わからないけれど
無事保育園に入れたそうだよ!
②保育園の布団に描かれたイラスト
晴れて保育園に入園した黒田かおるさん。
お昼寝で使用するシーツは、毎週もちかえって洗ってくるというルールがありました。
そのシーツに、洗うとキレイに落ちる水性ペンを使って、週替わりで大きな絵を描いたせなけいこさん。
先生たちは週替わりの絵を楽しみにしていたそうですよ。
当時は、こんな大ヒット絵本作家になるお母さんだとは夢にも思わなかったかも!
③母の読み聞かせは「淡々と」
黒田かおるさんは、母・せなけいこさんの読み聞かせについて
とても淡々と読んでいた
という思い出を語っています。
また、英語の絵本を読んでもらうこともありました。
しかし今ふりかえると、かなり適当に訳していたということに気づいたというエピソードも面白いですよね!
せなけいこは芸能一家だった!
実は娘さんが絵本作家である他にも、夫、息子も著名な人物でした。
ご紹介していきます!
夫は落語家・柳亭燕路
夫は、落語家の6代目柳亭燕路(りゅうてい・えんじ)さん。
本名:黒田建之助
生年月日:1934年10月20日
没年月日:1991年2月10日
年齢:享年56歳
肝硬変を患って入退院を繰り返していた柳亭燕路さん。
様子を見ながら独演会を開き、生涯現役で幕を閉じました。
子供達へ絵本を読み聞かせるときには
淡々と読む妻・せなけいこさんとは反対に
情景たっぷりに読み聞かせをしていたそうですよ。
息子は言語学者の黒田龍之助
息子はスラブ語学者・言語学者の黒田龍之助さん。
生年月日:1964年9月18日
職業:神戸市外国語大学客員教授、教育テレビ「ロシア語会話」の講師
黒田龍之介さんは、執筆と講演を中心に活動しています。
妻はチェコ語学者の金指久美子さん。
ロシア語、ウクライナ語、ベラルーシ語、英語などを
話すことができるんだって!
天才!?
両親から同じように読み聞かせを受けていた妹・黒田かおるさんは絵本の道にすすみました。
兄・龍之介さんは、言葉に興味を持って極めていったそうですよ。
まとめ
今回は、絵本作家せなけいこさんの娘・黒田かおるさんについてご紹介しました。
- 黒田かおるさんも絵本作家!
- せなけいこさんの作品「ルルちゃん」のモデルとなっていた
- 幼少期の母との思い出がステキ!
せなけいこさんの魂を受け継いでこれからも絵本作家としての活動を注目したいですね!